今夏、パリを旅行するので、今こちらのHPといろいろなガイドブックで勉強をしています。
私が持っている『街物語（JTB）』では、パンテオン内部の天井画（フレスコ画）は『グロ』の作品、と記されていましたが、こちらでは『シャヴァンヌ』とのこと。この2人は同一人物なのでしょうか？

> 私が持っている『街物語（JTB）』では、パンテオン内部の天井画（フレスコ画）は『グロ』の作品、と記されていましたが、こちらでは『シャヴァンヌ』とのこと。この2人は同一人物なのでしょうか？

　別の人物です。

『グロ』は、アントワーヌ-ジャン,グロ。　1771年パリ〜1835年ムドン
　新古典主義の画家ダヴィッドの弟子であり、師同様にナポレオンに関係する作品を
　多く残しており、ヴェルサイユやルーヴルでご覧になっていると思います。
　パンテオンでは「天井画」を制作しています。

　『シャヴァンヌ』は、ピエール　ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ。
　　1824年リヨン〜1898年パリ　グロより少し後の時代の画家です。
　　ドラクロワ、クチュールの弟子ですが、象徴主義の先駆けとなる作品を残し、
　　パンテオンの「壁画」連作が代表作です。
　　　特に〈眠れるパリを見守る聖ジュヌヴィエーヴ〉1898年、が有名ですが、
　　こちらは「油彩・画布」の作品です。

　パンテオンのガイド本が埋もれてしまい、、、すみません。
　その代わり、でもないですが、http://www.monum.fr
　というサイトを見つけました（仏語・英語）。

　見取り図をクリックすると、該当箇所についての説明がでてきたり、
　お役に立つのではないかと思います。
（他に、コンシェルジュリー、ノートル・ダム、凱旋門等もありました）

　よいご旅行を！



　

詳しいフォローありがとうございます
参考文献が正確でなかったようなので、
またこちらの説明を本誌につかわせていただきますね

> 詳しいフォローありがとうございます

　こちらこそ、ふらつーにはお世話になりっぱなしです。
　またサイトの件はパンテオンの頁にきちんと紹介されていました。
　大変失礼いたしました。

　画家についての記述は、
　『西洋絵画作品名辞典』、東京、三省堂、監修：黒江光彦、1994年
　『新潮世界美術辞典』、東京、新潮社、1985年
　などの文献を参照いたしました。

　両辞典とも、グロの天井画についての記述はございませんが、
　別の辞典によると「グロが1824年に完成させたフレスコ画に満足した
　シャルル10世は彼をBARONに叙した」とあり、グロの履歴にとっては
　重要な作品だったようです。

　がしかし、パンテオンに行った事はあるのに、天井画の記憶が皆無、、、。
　彫刻類も結構あったようですし。　　　　
　修行が足りませぬ。

それぞれ別の作品だったのですね、読み取りが浅いためにいろいろとご迷惑をおかけしました。
グロは、今開かれている『ルーヴル展in横浜』で好きになった画家です。いろいろと情報を集めているのですが、あまり見つけられません。新しいトピを立てようと思いますので、もしよろしければそちらのほうもよろしくお願いいたします。